認知症の方が安心して暮らせる為の宇都宮市の新しい取り組み
令和5年8月から、宇都宮市では 1.地域生活安心サポート事業(見守りグッズの配布など)と、 2.認知症事故救済事業(認知症の事故に関する保険制度)がはじまりました。 認知症の方の徘徊(はいかい)行動とは、認知症になると、場所や、行き先が分からなくなったりしたり、自宅への帰る道順が分からなくなってしまう事があります。もしも、認知症の方が、道で迷っても帰れるようにする為に、いち早く本人の異変に気付ける地域にしていく事が重要となります。 その為に、ご本人に、小型端末機を持ち歩いていただける場合には位置探索システムというものがあります。行方不明になったとき、ご家族が携帯電話やパソコンから位置情報を検索して現在位置を特定できるものです。宇都宮市では初回登録料金及び、毎月の利用料金の一部助成をしています。 位置探索システム以外にも、地域生活安心サポート事業として、地域の方の協力を得て捜索したり、お声をかけたりする事ができるように、認知症の方が身に着けやすい「見守りグッズ」と、地域の方が参加しやすい「捜索支援アプリ」が提供されています。利用料金は無料です。 (ご家族・地域の方(協力者様)ともに、宇都宮市への事前申請が必要です。との事) さらに、もしも、認知症を原因として、事故が起きてしまった場合には、認知症事故救済事業というものがあります。宇都宮市が一定の補償を行ってくれるもので、保険料金は無料です。保険加入者は、宇都宮市の要介護認定を受けている方は、一定の条件に該当している場合に自動加入の対象となって、手続き不要で加入できます。また、介護サービスを利用していないなど上記に該当しない方では、見守りグッズを申請することで加入することができるとのことです。