世界アルツハイマーデー記念講演会を聞いてまいりました。

とちぎ健康の森 講堂にて基調講演と対談を拝聴しました。

講演会は、2部構成となっており、
第一部は基調講演「認知症とは?~認知症の症状・治療について~」でした。その後、宇都宮市では、認知症の相談先として、①地域包括支援センター25か所ある事。②オレンジサロンを4か所開設されている事。③認知症カフェ4か所がある事等の説明を受けて、第2部として「家族が認知症になったら?~誰かとつながる事の大切さ~」として対談がありました。

講演を聞きまして、私の心に残った事は、
「(認知症になったとき)昔の当人は今は居ない。(今は)新しい当人がいる。」というものです。認知症になった本人を支えるご家族は、さぞ、驚かれた事でしょう。認知症と診断を受けても大切な家族(思い出がたくさんある家族)でしょう。その当人は今はいない。新しい当人がいる。という事を、受け止め、受け入れていくのだという事。

「今 もの忘れがあって、(記憶を忘れるまでの)一瞬一瞬の中で生きている当人が、そのままの当人には変わりがないんだ。」「もの忘れをするようになっても、私は私なのよ。変わりはないわ。」というメッセージに触れた時、「はい。そうですね。」と合点がいきました。

これから、認知症を発症すると推計される人口の割合は、確実に増加すると思われます。けれども、わたくしたちは、皆様のそばで、ふとした小さな事でも寄り添えるサポートを常に心掛けたい。と考えています。

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